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ファフナー

妹ができました。

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アルヴィスから家へ向かう途中で乙姫と会った。この場合、自分の行動や考えは彼女に筒抜けなのだから乙姫から自分に会いにきたというほうが正しいだろう。もし何もなければ乙姫は彼女の実の兄とともに食事をしたり、その兄の部屋で楽しく話しをしたり、一緒に寝たり・・するかは知らないがともかく乙姫はほとんど兄といる。
うらやましい。
部屋にいるとき総士に頭をなでてもらってたりするのだろうか。あまりそういったことは想像できないが。

「するよ」

何についてだ。
返答によっては島のコアといえども「全部だよ、一騎が思ってたこと全部」
乙姫の言葉によって自分の思考は邪魔され心は崩壊を始めた。

「そんな・・ことは・・」
「あるよ。他にもお風呂入るの手伝ってくれたり、わたしのために洋服もってきてくれたり、お菓子がほしいっていったら用意してくれたり」

俺にはそんなことしてくれないのに俺にはそんなことしてくれないのに俺にはそんなことしてくれないのに!
あんまりじゃないか、総士!
最近全然自分に構ってくれないのも、アルヴィスにいてもすれ違いな日々なのも、この前の夜総士のベットに潜り込んだら蹴りをくらわしてきたのも全部妹とのスイートな生活のためだってのか。

「一つも合ってないよ一騎」
「大丈夫だ」
「これが生まれてはじめてのやきもち・・・」

やきもちなんて優しいものではない。嫉妬はいまや憎悪に変わろうとしている。俺の全てをかけて手に入れた総士は乙姫の出現によりシスコンになった。
なんというこだ。こんなはずではなかった。
乙姫は自分の味方ではなかったのか。モルドヴァから総士のもとへ導いてくれたではないか。あれは総士と自分が恋仲になることを妹であり島の神様が公認しますってことだったはずだ。
自分が隔離されている間にいったい何があったというのだ。どんな手をつかったのだ。あれか、総士は小さな女の子しか愛せないとかそういうことなのか。世も末だな。

「総士はシスコンでもロリコンでもないよ、ただわたしが大切なだけだよ」

血の涙が流れた。気がした。

「おっ、俺のことだってっ・・・」
「信じるって難しいよね」
「なんで・・なんでそういうこと言うんだ・・?」
「ふふっ」
「・・・・・・」

教える気がないみたいだ。
・・・そうか、理解した。これは宣戦布告だな。自分と乙姫の総士をめぐる仁義なき戦いの。
乙姫は自分の考えなど知り尽くしているのだからハンデでも与えたつもりなのだろう。乙姫自身も総士をねらっていることを告げることで。
随分と下にみられたものだ。こちらは譲る気など微塵たりともない。

「俺は、総士を、離さない」
「そうしてね」
「?」

総士はさびしがりだから、そう乙姫は言った。
なんだか急にしおらしくなってしまった。

「任せてくれ」
「・・・うん!」

これは勝利でいいのだろうか。闘わずして総士を手にした。そして本当に乙姫に認められた。
笑顔で返答をした乙姫を不思議に思いまじまじと見つめてしまった。なるほど、どこか総士に似ている。可愛いではないか。兄に似て。
そこまで考え、ふとあることに気づく。

総士と自分が結ばれたら乙姫は自分の妹になるではないか。

そうか。乙姫は自分の妹でもあったのか。
急激に愛おしさがこみ上げてきた。

「・・・お兄さんってよんでもいいからな」
「ありがとう、一騎」

そして今度総士と自分と乙姫で川の字になって寝ることを約束した。
それ以来乙姫と総士がともにいても嫉妬はしなかった。むしろほほえましく思えた。



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