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 →2.15 お礼(ペコッ
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ファフナー 2

バレンタイン、チョコをください

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 「総士!総士!俺、チョコレートっていうものを食べてみたい!」

どこからともなくアルヴィスの中に現れ、アルヴィスの制服をまとったフェストゥムが総士に向かって叫んだ。
この際総士がどの辺まで人間でフェストゥムかなどといった審議は避ける。
総士は総士なのだ。
生まれたときから全てがフェストムだったわけではないし、そんなこと本人は望んでいないだろうし。
とりあえず、今、来主に対しての怒りが俺を支配している。

「いきなりなんだ」

舌打ちをする俺を無視して総士は来主へと言葉を返した。
覚えて置けよ、総士。

「今日は君たちの世界ではバレンタインっていう日なんでしょ」

いいか、来主。
お前が欲しがっている物は、俺がこの一ヶ月をかけても手に入らなかった物なんだぞ。

「…それは一般的に女性から男性にチョコレートを渡すものだ」

「好意の対象の人間に渡すって俺は聞いたけど?」

「それは条件だ。好意の度合いによって義理から本命といったランク付けがされる」

「ふーん…でも俺は人ではないから性別も関係ないよ」

「僕は一応、男だぞ」

一応ってなんだよ。
まあ、俺は男であっても総士が好きなわけで、性別の壁など当の昔超越していてだな…などと悦に浸っていたら、来主が総士に更に接近した。
そして、そのまま抱きしめた。

「俺はチョコレートが食べてみたい。どうせなら君たちの世界の楽しみを味わいたいから、総士からチョコレートをもらいたいな。総士は俺のこと好きでしょ?」

総士が口を開いたまま、顔を真っ赤にさせている。

「おい来主総士からすぐに離れろルガーランスで砕くぞ」

「一騎からでもいいよ!」

なにが、でも、だ!

「俺は貰う側だ!」

そう叫んで、来主から総士をもぎ取った。
総士を背面から抱きしめると、髪の良いにおいがした。
二年の差は大きく、自分より背が低くなった彼はこっちを振り返って見上げる、といっても少し目線を上げるぐらいであったが、その視線がかち合うと赤かった顔を更に赤くして、今にも泣き出しそうな顔をした。
更に赤くなった顔を見て、来主への怒りは消える。


「ねえ、総士がすごく混乱してるよ、一騎」

そんなに顔を赤くするぐらい困るのだったら、素直にチョコレート渡せばいいだろ、総士。
買ったもであろうと安かろうと、別に俺は構わない。
好意があるからそんなに顔の色が変わるんだろう。
そんなことすら受け入れられないなんて、本当に意地っ張りだ。
今日貰わねば意味が無いのだ。
時間がないので強行手段へ。
泣いたって素直に受け入れるまで離さない。

「来主、これから楽しいことをする。お前が人を理解するのにも役に立つし、総士からチョコレート貰えるぞ。手伝わないか」

「俺も早くチョコレート食べたいから、手伝うよ」

やめろ、と言おうとする総士の口を手で塞ぐ。

「俺が本命だからな、総士」

総士の耳もとでそうささやけば、身体を硬くして首を横に振った。
強情め。

来主と協力して、総士を引きずるようにして、その辺の空き部屋へと連れて行く。
ああ2月14日!
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