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ファフナー 2

こんな妄想(派生 1-4)

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 ※史彦さんに戻ります。明るい話に…!


1.

ある日の朝。
部屋を与えたのにもかかわらず、一騎は子供の部屋で、子供と寝る。朝はともに起きてくる。
しかしその日の朝は、子供一人が階段を下りてきた。
少し、変だとは思った。
続いて息子が慌てたようにして下りてくる。
一騎が子供に手をかけたその時、子供は言った。

「朝から僕に触るな鬱陶しい」

一息だ。
食器を用意していた手が滑りそうだった。
振り向いた時の息子の驚いた顔が忘れられない。


2.

しかしその後、子供はいつものように素直だった。
一騎に放った鋭い言葉も忘れているようだった。
一騎は一気に不安定な精神に傾いたようで、終始おどおどしている。
なんだか懐かしい。

「総士、何もおぼえてないのか…?」
「ぼく、もう少し卵焼き食べたいから一騎のちょうだい」

子供は素直だ。欲のままに行動している。
必死な息子が可哀想な気もしてくる。
息子のこの、おどおど、には実際のところ喜びの裏返しなのではないか。


3.

溝口もこの話には驚いているようだった。

「あーあー、これで本当に戻っちまったら、一騎の奴どーすんだろーなー。総士にぶっころされんじゃねえの」
「また修羅場か…」
「もう慣れろよ、いい加減」
「慣れてたまるか…」

げらげら笑うこの男は、自分の家庭内崩壊など、どうでもよいのだろう。
しかし少しは親身になって聞いてくれもいいだろう。

4.

昼過ぎ、家に戻れば、罵声、器の割れる音、人が駈けずり回る音、様々な音がしていた。
ああ、修羅場。
覚悟を決めて居間へと向かった。
そこには、荷物をまとめ、今にも出て行こうとする子供と、必死にその子供に縋り付く息子の姿があった。
店の器は割れ、食卓はあらぬ場所にあり、障子は穴が開き。
どうしたらここまでなるのだろう。
呆然としたまま立つ。

「この!離せ!異常性癖!僕に二度と触るな!」
「ごめん、ごめん、ごめん、ごめん、ごめん、ごめん、ごめん」
「煩い!絶対許さないからな!僕はこんな家ごめんだ!自分の家に戻る!」
「ごめん、お願いだ見捨てないでくれ総士、ごめん」
「離せぇぇ!」
「嫌だ!嫌だ!嫌だ!」
「お前なんか最低だ!下種!下種!変態!」

総士君がマウントを取られた。

「行かないでくれ!行かないでくれ!飯もちゃんとお前の好きなものつくるから!お前は家事しなくていいから!」
「そんな嫁を呼び止めるような言い方やめろ!」
「駄目だ!総士にやっと会えたのに!離れるなんて無理だ!」
「僕の新しい体でお前がやってたこと全部記憶にあるんだからな!僕はこのままずっとお前の性奴隷になんかなるつもりはない!死ね!」
「…お前が、帰ってくるの、遅すぎるから…」

一騎が泣き出した。
それを見た総士君が、はっとした顔になる。一応自覚はあったのか。

「…僕だって、これでも急いで…」
「総士、お願いだ。俺が落ち着くまで、そばに」

そこまで言うと、一騎は何も言えなくなってしまったらしい。

「…お前は一生落ち着かないだろ…」

呆れたように、けど、どこか幸せそうに彼は言った。

さて、片付けを始めるか。
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