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ファフナー 2

こんな妄想(派生 1ー2)

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 ※続く。ちょいスレ気味な一騎さん


6.

溝口と子供のために荷物を置いていた部屋を片付ける。

「一騎は、どうしたものか…」
「カノンも真矢ちゃんも頑張ってるんだけどなあ」
「そのことじゃない、総士君とのことだ」
「…あれはもう本人たちの問題だろ」
「片方は、本人ではない。一騎が探す総士君はもういない」
「それが受け入れられてれば、俺は今片付けなんか手伝ってねーだろ」

二人同時にため息をついた。

7.

「ぼくの部屋…!」

目を輝かせて子供は布団が一枚敷かれた部屋を喜んでいる。

「なんで一騎と同じ部屋はいやなんだ?」

溝口が子供に聞く。おい、そんなこと聞くんじゃない。

「…一騎はぼくが眠いのに、総士、総士ってずっとうるさい」

子供は素直だ。溝口は笑った。

8.

7月の夕暮れ。
アルヴィスから家に帰ると、子供と息子の姿が見当たらない。
階段を上ろうと足をかけた時、二階から子供のか細い声が聞こえた。
嫌がっているようではない。
それなら、それなら。
また公蔵に申し訳ないと懺悔して、家を再び出た。

9.

夜、家に戻った。
自分はいつからこんなに臆病になったのだろう。
子供に異常なことをする息子の心配しかしていない。
息子が壊れないか、それだけしか。

「お父さん」

居間にいた子供が自分を呼んだ。

「一騎とすることは誰とでもすることなの?」
「…………違う」
「一騎はどうしてぼくはここにいるのに、探すみたいにして名前をよぶの?」
「…一騎に、一騎のすることに付き合ってはくれないか」
「…いいけど」
「すまない…すまない…」

子供の不思議そうな顔を見ていられなかった。
逃げるようにして、子供から離れた。

10.

次の週、真矢君が家にきた。
子供は学校にいっている。

「一騎君、あなたって最低」

そう言って彼女は息子を叩いた。
遠見先生から何か聞いたのだろうか。

「小さい子に、こんなことして、恥ずかしくないの」

涙を溜めて叱り付ける。
次の瞬間、一騎は彼女の腕を掴んで、自分の方へ引き寄せた。

「俺が遠見のこと抱けば満足か」

そう言い捨てて、一騎は自分の部屋へと戻っていった。

「真矢君、すまない」

自分にはそれしか言えない。
彼女は走って出て行ってしまった。
ああ、臆病だ。
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