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ファフナー

カメラ

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 このアルヴィスの空き部屋には、今、僕しかいない。端末を起動させた。これは僕の部屋においてある、否、仕掛けてある超小型カメラと繋がっている。僕が竜宮島に帰ってきてからここ最近というもの、どうも違和感を感じることがあるのだ。僕の部屋に。ベットが綺麗に整えられていたり、椅子がきっちり収められていたり、まるで誰かが掃除をしていったような形になっている。思いあたる人物は一人しかいないが、なぜこんなことをするのか問いただしたところで、こちらの話は聞かないであろうし、まず僕がやつと二人っきりなどにはなりたくはない。公衆の面前でなら、とも考えるが、そいつは外面だけは良くて、二年間寂しい思いをしてきたのよ!などと、やつを庇う人間が大勢いることを僕は知っている。こちらが不利になることなどするはずも無い。あくまで事実を証拠としてとらえ、司令に献上するだけだ。

水曜の午後七時半。僕は普段この時間は会議にでている。それを知っている一騎はやはり僕の部屋へ入ってきた。画面には、まるで自分の部屋に入るようにして、僕のベットへダイブする馬鹿が映しだされていた。これは想定内だ。まだ僕は耐えられる。あいつは可哀想な人間だ、落ち着け皆城総士。
しかし、心を落ち着かせた次の瞬間、一騎はいきなりアルヴィスの制服を脱ぎだした。呆然とする僕の前では十七歳になり、かなり筋肉のついてきた一騎の生着替えが行われていた。そして黒のボクサーパンツ一枚になったやつは、僕の毛布を思いっきり抱きしめた。顔を埋めているのが本当に気持ちが悪い。

「足を僕の毛布に絡ませるな!」

僕は抑えきれなくなった悔しさとともに、画面に向かって叫んだ。その声が一騎に届くはずもなく、一騎はたまに腰をくねらせたりして悦に浸っていた。僕が泣きそうになりながら、毛布は除菌コースだな、と思っているうちに一騎は、ついにパンツまで脱ぎだした。

「やめろ!それだけはやめろ!おい一騎!」

そんな悲痛の叫びも空しく、画面には一騎のケツが映っている。右腕がすごい速さで動いているのをカメラは捉えきっていない。八分ほど一騎のケツを傷心しきって見つめていれば、一騎は僕のティッジュを無断で使い、股間を拭いていた。僕の枕やら毛布、布団は一騎の汚い精液が飛散していた。涙がこぼれた。

「くそっ!」

思いっきりそばにあった机に何度も拳をたたきつけた。その時、一騎がびくっとして僕の部屋のドアを見つめだした。いや、この空き部屋は僕の部屋からは五つも六つも離れている。ドアだって密閉されていて、壁だって分厚い。聞こえるはずがない。絶対にだ!

画面の中の一騎と目があった。

超小型のカメラに向かって一騎はにこっと笑った。そして一騎はボクサーパンツだけをはいて、部屋をでていった。一騎がこの部屋にくるはずなんて、そんなことは絶対あり得ないはずなんだ。僕はそう確信していた。
この空き部屋のドアが開く音が、僕の背後でした。
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