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ファフナー

ゆめ

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そこにいて、お前は、辛いのか。
「感情はないんだ、今は」
なんで感情がないんだ。
「全部なくなったからだ」
そうか。それならば、なぜお前はそこにいる。
「ここがあいつと約束した場所だからだ。それが俺がここにいる理由で、今は他に何もないんだ」
その約束を大切と思うなら、感情は存在しているだろう。
「違う。その約束は、俺にとって記憶の中の一部分とか、感情で比べられるものじゃない。それは俺が俺であることの条件だ」
条件とはなんだ。
「そいつが約束したこの場所でそいつを待つ人間が俺なんだ、そいつがここで待っていろって言ったのは俺なんだ。俺はそいつを待つことで、俺でいられるんだ。待つことは条件だ」
約束をする以前の記憶やそれからの記憶はお前を形成しないのか。
「今は、それは、俺のものじゃないんだ。俺の記憶は、そいつがいることではじめて成り立つんだ。約束以前のものは基準がなくなったから、ぐちゃぐちゃになって誰のものでもなくなったんだ。俺のものっていう確証がない。それから、約束の後の記憶は、はじめから俺のものじゃない」
でもお前は今まで自分の身に起こったことを思い出せるだろ、それは自分のものである証じゃないのか。
「違う。思い出せるから、自分のものであるわけじゃないんだ。だって、俺がそれを俺のものだと思わないんだ。そいつが帰ってくれば、その記憶は完全なものになるから俺のものになるのかもしれないけど」
不完全だとその記憶はお前のもじゃないのか。
「そうだ。誰だって自分の記憶から自分がいなくなったら、それは誰のものかわからないだろ。感情がないと、記憶はただの脳に植えつけられた映像だ」
お前自身は今ここにいるだろう。
「俺はいてもあいつがいない。俺とあいつは、俺の記憶の中では存在は違うけど、絶対性においては同じだ。あいつがいなくなって、俺の記憶の輪郭は崩れ始めて、感情もわからなくなって、全部消えた。残ったのは約束だけだ。記憶は流れるだけで俺のもじゃないし、感情は生まれなくなった。残ったのは約束だけだ」





「必ず帰る、お前のところに」

「待ってる、総士」









ただの文⇒総士
「」の文⇒一騎

最後の二文は一騎の意識が無意識の状態から戻る瞬間の会話。

劇場の無意識クロッシングなるものを見て、こんな真壁さんの本音が皆城さんにただ漏れになってるといいよねっ、みたいなお粗末な文でした。
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