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ファフナー

否定は受けとらぬ、

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一騎に違和感をおぼえるようになったのはいつからだろうか。
自分を見るその目が時が経つにつれ熱をおびていくように感じた。何を血迷ったことを、あるはずもない、などと初めのうちは思っていたが、たびたび自分の肩をつかみ感情を押さえ込もうとする一騎に対しいささか恐怖した。その一騎の目があまりにも真剣でこちらを上気した顔でみつめるものだから。
そして自分が一騎の言動に白黒つけぬうちに一騎は自分を襲ってきた。己の認識の甘さを憎んだ。しかし一騎から逃げているとき、そのあまりのしつこさに、例え自分が確信していようともこいつに押さえつけられたら、僕、身動きとれないんじゃないか、そんなあきらめも思い浮かんだ。それほど自分は窮地にいた。妹に何度もすがりついた。頭の中で。
やつの強靭な脚力に四度追いつかれた。
一度目は後ろから羽交い絞めにされベルトをとられた。かわりに肘で一騎の顔を打った。
二度目は壁に張り付けにされスカーフをとられた。そして腹に一撃をくらわす。
三度目は上着を剥かれた。横腹に蹴りをいれた。
四度目はタックルされ倒れたところで靴や靴下を剥ぎ取られた。顔面を足蹴りした。
そこまでくると自分の体力が限界だった。一騎は蹴りや殴打のダメージすら蓄積されていないようにみえた。
悔しかった。大体自分の、男の裸を見て何が楽しいというのだ。性行為は男女でするものではないのか。こんなイレギュラ-な事態は学校の保健体育では習わなかったぞ。真壁家の教育はどうなっているのだ。誰だ、こいつにこんな知識を入れ込んだ馬鹿は。あらゆる方面に不満が向いた。
そして走り始めてからどれほどたったのだろうか。自分は力尽きた。足が活動を停止した。床に膝をつく。
振り向けば一騎がこちらに勝ち誇った笑みを浮かべて立っていた。やつの息が荒いのは走ったからではないだろう。
こんなに恐ろしいことがあるなんて。頬に涙が伝う。一騎のあまりの獰猛さに身体が震えた。しかしそれすらやつを喜ばせる材料になってしまった。

「総士・・・総士、そんなに急かさないでくれ。・・泣くほど嬉しいのか。俺もさ、もう嬉しさで、頭が、おかしくなりそうなんだ」
「ひっ・・やめろっ!腕をどけろ!」
「総士、総士、総士、総士、総士」
「近い離れろ触るな僕の話を聞け!」
「総士の身体あったかい」
「い、いやだっ!」
「なんでこんなにえろいんだろう・・」
「黙れっ!」
「お前のこと、全てが好きだ。総士」

アルヴィスの誰が来るかもわからぬ廊下で親友、しかも男に身包みを剥がされ愛をささやかれた。これが現実。
遠見に抱いていた淡い思いは一騎に託そうと思っていた。二人であったら上手くやっていけるだろう。それは失恋とよんでもいいだろう。それだけでも心苦しいというのになぜその一騎に抱かれねばならないのだ。
お前、それは僕にすることじゃないだろ。だから服の中に手をいれてまさぐるな。耳もとで名前を連呼するな。
このときほど一騎のサヴァン症候群に憎悪を抱いたことはないだろう。

「ここがどこだかわかっているのか一騎!」
「かまわない」
「僕はかまうっ!」
「そうやって総士が恥ずかしがるからいけないんだ、俺はわるくない」
「何がだっ!それにどう考えたってお前が全面的に悪いだろう!」
「あぁ、早く一つになろう、総士」

駄目だ。こちらの話は微塵も聞いていない。
親友の男の面など見たくなかった。本当にどうして自分なのだろう。
おぼえておけ、いつか必ず報復してやる。今度はお前が泣くことになるだろう。今はそうやって勝手にすればいい、この変態め。そう一騎にむけて呪念をおくった。

「優しくできないかも・・」

しかしその努力も空しく明後日の方向に解釈をされ、もう何もかもがどうでもよくなってしまった。
あぁ、これは夢だろうか。いや、夢にちがいない。そうだ、これは夢なのだ。
早く目をさませ、皆城総士。

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